腰痛の予防法
～体重管理と食事～

こんにちは、姫路市宮西町の腰痛治療が得意な姫路けいらく整骨院です。

この腰痛トピックスは腰痛の予防、セルフケア、解説などを専門的な知識を交えて皆様に知って頂く事を目的としたページです。

腰痛予防の基本は、肥満にならないことです。

過剰な体重は、常に腰やひざに余分な負担をかけて関節を酷使するだけではなく、動脈硬化や高血圧症、糖尿病などの生活習慣病を発症させる温床となります。

　肥満を予防するには、まずなによりもよけいな負担を腰にかけないために、肥満を防ぐことが大切です。

　肥満を防ぐには、カロリー計算をして、食べる量をコントロールするのはもちろんのこと、背骨と骨盤をしっかり支えるために、腹筋や背筋、そして脚の筋肉を鍛えることが必要です。

　ですから、やみくもにダイエットをして体重を落とすだけでは腰痛を防ぐことはできません。栄養のバランスのよい食事をとり、適切な運動をしなければなりません。

　まず、自分の体格に合った体重、すなわち標準体重を知っておくことです。

標準体重の求め方には、　いろいろな方法がありますが、現在では、ＢＭＩが使われています。

　身長（m）×身長（ｍ）×22（BMI)が標準体重（㎏）です。

たとえば身長が170ｃｍの人は、1.7（ｍ）×1.7（ｍ）×22＝63.58㎏が標準体重です。

　この数値から、4～5㎏前後の増減はかまいませんが、それ以上体重が増えると肥満になります。

　食事は、味付けを薄味にしたほうが食べ過ぎません。取り過ぎが肥満につながる炭水化物や、脂肪の摂取を少なめにして、たんぱく質やカルシウム、ミネラル、ビタミン類を多く含んだ食品を食べるようにします。

　カルシウムは骨の成分です。骨粗鬆症を防ぐためにも、牛乳、小魚、海藻、ゴマなどは積極的に取りましょう。

　カルシウムの吸収をよくするには、ビタミンDをよくとって日光に当たり、運動をして、骨や筋肉を刺激することが大切です。

　骨や筋肉をつくる栄養素として大事なものは、たんぱく質です。カルシウムとともに、良質なたんぱく質を十分取りましょう。たんぱく質が不足すると、新陳代謝力が衰え、血管がもろくなります。脂肪の少ない赤みの肉、魚、卵、大豆製品などに良質なたんぱく質が豊富に含まれています。

　ビタミン類では、ビタミンCが骨の結合組織をつくるときに欠かせません。

また、ビタミンB群は神経の働きを正常に保ち、ビタミンＥは血管の老化を防ぐので、血液の循環が良くなって、緊張した筋肉を和らげます。ビタミン類をたくさん含んだ食品で代表的なものは、野菜や果物、海藻、大豆などです。

　それから、食事のときにはよくかんで、ゆっくり食べましょう。満腹になったことが脳に感じるまでに15～20分ほどかかるので、早食いをすると、満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまい、肥満のもとになります。