



姫路市宮西町で交通事故によるむち打ち症・腰痛などの治療を行っている姫路けいらく整骨院です。このページは交通事故のむち打ち症についての解説です。
むち打ち症の起こり方
日本では一般的にむち打ち症とかむち打ち損傷とか呼ばれていますが、もともとはWhiplash(むちひも)と呼ばれていました。
この名前は車が出現する前からあり、馬のお尻を力いっぱい鞭で打つと馬がびっくりして飛び出すために、馬に乗っている人の頭が後方へ放り出されるようになり、後で首に痛みが続くということにより起こったようです。
むち打ち症の起こり方には大きく分けて三種類あります。後方より追突された場合、前方で追突された場合、自動車の側面に追突された場合です。
このうち最もむち打ち症になる率が高いのは、後方より追突された場合です。後方より追突された場合体は急に前に押しやられ、その反動で頭部は後方に投げ出されたようになり、首は後方へ弓なりに反ります(伸展)。
全く予期しないで追突されますと筋肉は何の準備もできず無防備の状態にあります。
この場合、首は正常の運動範囲を超えて後方へ伸展します(過伸展)。
すると首の屈筋群がびっくりして、反動で頭が前方へ屈曲します。この場合過伸展で収縮した筋肉は伸びないまま屈曲の方向します。
つまり実際には圧縮された状態になるわけです。
バックミラーなどで追突を瞬間的に予測できれば筋肉が収縮して準備するので、全く予期しない追突よりも症状は軽度で済みます。
運転者が正面衝突を起こした場合もやはり、衝突を意識した場合と、全く不意に起こした場合とでは症状の度合いが違いますし、シートベルトをしていたかどうかによっても違ってきます。
側面に追突された場合は、頭、首が肩に当たるまで側屈しますが、それ以上は曲がりません。
症状としては筋肉の緊張と痛みがほとんどですが、重度になりますと、引き抜き損傷といって、脊髄神経が引き抜かれてしまう場合もあります。
