むちうちの代表的な症状③

姫路市宮西町で交通事故によるむちうち・腰痛治療を行っている姫路けいらく整骨院です。今回のブログはむち打ちの代表的な症状の神経症状についての解説です。
①神経根症状を主とするもの
脊髄の運動神経と感覚神経が集まっているところを神経根といいます。むち打ち症では、この神経根の周りに腫れが起こったり、引き抜き損傷が起こると、それぞれの神経がコントロールしている部位に症状が現れます。
むち打ち症で、障害を受けやすい部位と症状を説明しましょう。
a. 第六頚髄神経根の刺激による症状
①首の周りの筋肉が硬くなり、伸展や障害を受けている側への回旋が不自由になる。
②咳やくしゃみをすると痛みや肩、首に走り、痛覚過敏になる。
③第六頚髄神経の出口付近が痛覚過敏になる。
④親指と人差し指の一部に感覚異常や痛覚鈍麻が起こる。
⑤三角筋や菱形筋に痛み、コリ感が出る。
⑥三角筋と上腕二頭筋の筋力低下がある。
⑦上腕二頭筋の反射が低下する。
b. 第七頚髄神経根の刺激による症状
①首の周りに筋肉が硬くなり、伸展と障害を受けている側への回旋が不自由になります。
②咳やくしゃみをすると、痛みが肩や首に走り、痛覚過敏になります。
③第七頚髄の出口付近が痛覚過敏になる。
④人差し指と中指に感覚異常、痛覚鈍麻が起こります。
⑤上腕の後方外側と肩甲骨の上方内側に痛みが出る。
⑥上腕三頭筋の筋力低下が起こる。
c. 第八頚髄神経根の刺激による症状
①首の周りの筋肉が硬くなり、伸展と障害を受けている側への顔船が不自由になります。
②咳やくしゃみをすると痛みが首や肩に走り、痛覚過敏になります。
③第八頚髄神経の出口付近が痛覚過敏になる。
④前腕の内側と小指に感覚異常と痛覚鈍麻が起こる。
⑤肩甲骨の下、上腕・前腕の内側、小指に痛みと痛覚過敏が起こる。
⑥手の筋力が低下
a.b.cの注意点と治療
①徐々に回復するので無理はしない
②急に首を動かさない
③頸椎カラーの装着機関は慎重に決める
④痛みがとれたころから徐々に動かし始める


