老化と膝の痛み
年をとると、膝の痛みに悩む人が多くなります。
私たちは日常生活の中で、ちょっとした動作をするのにも膝を使います。そういった動作が積み重なって膝を酷使していると、膝痛を招きます。
また高齢になると筋肉が衰えます。
骨は筋肉で支えられていますから、筋肉が衰えると膝に負担がかかってきます。
膝が酷使されているとはいえ、若いうちは筋肉が膝をしっかりと支え、膝関節にかかる圧力は平均しているので、膝の障害はおこりにくいものです。
しかし筋肉の強さは20代でピークに達し、以降は日ごろから鍛えていないと徐々に低下していきます。加齢とともに筋肉が衰え、膝への圧力が一部に集中して重くのしかかってくることになります。
膝への圧力は立っているだけでもかかります。
まして動作をすれば、数倍の圧力がかかることになり関節の中でクッションの役目をしている関節軟骨に悪影響を与え、膝に痛みをもたらします。
だからといって人は歩かないわけにはいきません。
歩かないと膝はどんどん老化していきます。
また膝が痛くなったために歩くのを控えているとさらに足が弱って関節が老化してしまいます。
ですから膝の健康を保つには、適度な動きを絶えず続けて筋肉を鍛える必要があります。