階段昇降と肥満解消
階段を昇り降りする動作は、一段ごとにその段の高さだけ重心を上げたり下げたりすることになり、膝の関節には体重の3~5倍もの力が加わるといわれています。
一般には昇るときには、膝痛の弱いほうから登り、一段ごとに両足を揃えるようにします。
降りるときは膝痛の強いほうから一段ごとに両足を揃えて降ります。
つまり、痛いほうの足が常に痛くないほうの足より下にある状態にしましょう
こうすることで膝痛がひどい方は膝が伸びたままでも階段昇降ができるはずです。
膝関節は、上半身の重みを支えながら動いています。
上半身に余分な重みが加われば、それだけ膝への負担は増すことになります。
肥満は、重りを背中につけているのと同じ状態になります。
体重が1キロ増えれば運動時の膝関節には3~5キロの負担増になります。人間は年をとるほど新陳代謝が低下していきます。つまり太りやすくなり、結果膝も衰えていきます。少しでも膝に負担をかけないようにするには標準体重を維持しなければなりません