2025-09-11
膝蓋じん帯炎
膝は、太モモの前面にある「大腿四頭筋」というヒ筋肉が収縮して、膝下の「脛骨」を引っ張ることで伸ばすことができる。
その途中に、いわゆる膝の皿=「膝蓋骨」があり、膝蓋骨がテコの支点のような役割を果たして、膝を伸ばす動きの効率を高めてくれる。
そして、膝の皿と脛骨を結ぶのが、「膝蓋靭帯」。
ストレッチ不足の人や、太モモ前後の筋力がアンバランスな人、 筋力不足の人などがランニングをすると、膝蓋靭帯に大きな負担がかかってしまう。それが続くことで膝蓋靭帯に炎症が発生し、痛みが生じることになる。これが「膝蓋靭帯炎」と呼ばれる症状だ。
痛みの強い時期は安静にしてアイシングを行い、痛みがなくなるまでランニングは控える。
予防策は、大腿四頭筋を鍛えることと、十分なストレッチだ。ただし、痛みが強いときにストレッチをしすぎると、膝蓋靭帯や靭帯の付属部へのストレスが増して、症状を悪化させることがあるので、ゆっくりした動きで行おう。