シンスプリント
典型的なシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の症状は走る距離を大幅に増やしたり、ジャンプ、ターンなど太ももの筋肉の負荷が多く疲労の蓄積が過ぎた時などに発症する傾向があります。
陸上、サッカー、バスケットボールなどでおこりやすいです。
膝から下の下腿部分には2 本の骨があります。
体重を支える脛骨と、その外側にある腓骨です。
このうち、腓骨には後脛骨筋という筋肉が付着しており、これがランニング時に収縮をくり返します。
この後脛骨筋が収縮するときに、骨とのつなぎ目である骨膜を強く引っ張ることで、骨膜に炎症が起こってしまいます。
シンスプリントのおもな原因は走りすぎによる疲労のほか、ストレッチ不足、路面の硬さ、シューズのクッション性不足などが考えられます。
もし、走っているときに痛みを感じたら、まずはペースダウンを。
シンスプリント対策でアイシングは必須です。
その方法としては20~30分冷やし、20~30分休み、また冷やすことを何度か繰り返します。
強い痛みを感じる場合は、ランニングを控えて安静にしよう。
軽い痛みなら、翌日からは少しペースを落として走ろう。
ただし、その際にはクッション性の高いシューズに換えることが必要です。
フォームは歩幅を小さくして上下動を抑え、脛骨に路面からの衝撃が伝わりにくい走りかたがおすすめです。
予防のために、下腿三頭筋ストレッチ、前脛骨筋ストレッチを必ず行ってほしいです。