上前腸骨棘裂離骨折
骨盤外側の痛みは、14、15歳ぐらいまでの、骨の成長がまだ不十分な時期に起こりやすい症状です。
骨盤には太モモの大きな筋肉がついている突起部がいくつかあり、腰の両サイドに小さく出っ張った部分(上前腸骨棘)には、股関節を曲げる縫工筋と大腿筋膜張筋のが付着しています。
成長期に、短距離走のスタート&ダッシュやハードルの着地、あるいはサッカーでキックを繰り返すなど、大腿部の筋肉に大きな力が加わると、筋肉の付着部が骨とともにはがれてしまうことがあります。
これを上前腸骨棘裂離骨折という。
この症状は、発症直後から痛みが生じ、押すと強く痛んだり、股関節を曲げたり。 伸ばしたりしても痛みます。
大きく骨がはがれた場合は、手術も必要です。
程度が軽い場合は、はがれた筋肉に負担をかけず安静にすることで、6週間ほどでトレーニングを再開できる可能性が高いです。
安静時の就寝中は脚の下に枕などを入れて、脚を軽く上げた状態にするといいですね。
また予防には、太
ただし、発症直後に行うことは逆効果なので注意。
痛みが軽くなってから、チューブトレーニングや筋肉に負担の少ないアイソメトリック (静的) トレーニングで患部周辺の筋肉を強化しよう。