僧帽筋の施術
僧帽筋の血行障害を解消する
自動車の追突事故や寝違い、激しいスポーツなどによって生じたむちうち症が引き金となり、僧帽筋が緊張して硬くなった結果、血行不良を起こし、さらに筋肉が緊張するという悪循環の積み重ねで、肩が痛い、重だるいなどの症状が出る場合があります。手始めに僧帽筋の血行障害を集中的に解消しましょう。
僧帽筋の施術
むちうち症の大きな特徴は、受傷直後は往々にして自覚症状が少なく、たいていは受傷から数日後、あるいは一週間を経てから発症する場合があります。多く見られるのは首の後ろの部分の痛みやコリ、不快感などです。
交通事故などの衝撃で本来、前の方に緩やかに弧を描く颈椎がまっすぐになったり後方に飛び出しズレが生じると、これが僧帽筋を緊張させます。
その結果、血行不良を招き、老廃物がたまって、さらに筋肉が緊張するという悪循環を繰り返すことで、首の痛みやコリ、不快感といった症状をもたらします。
そこで、こうした症状の主因となる僧帽筋の血行障害を解消させる施術を行います。
僧帽筋は首の後ろにあり、肩を引き上げたりする時に用いられる筋肉です。ここの血流が悪くなると、肩や首のコリ、痛みが生じます。
それでは施術に入りましょう。
被術者は椅子に腰を下ろし、肩や背中の筋肉に親指を押し当てた状態で大きくゆっくり回します。五、六ヵ所親指を移動させて行いましょう。、
親指は移動するとき以外は押しっぱなしの状態が続きます。
緊張して硬くなった僧帽筋をほぐして両方にコリや張りを感じる人は左右で行って下さい。