指圧でむち打ちを改善
首の筋肉を緩める
頚椎には、成人で約四キロある頭部を支える役割があります。これを支えながら前後左右に動かすので、頚椎には想像以上の負担が常にかかっています。したがって頸椎を支える特定の筋肉は、疲れがたまってコリやハリが出やすい場所といえます。
二十四個ある背骨の上から七個目までを頚椎(首)と呼びます。
この頸椎は成人で約四キロの頭部を支えるため、ただでさえ負担の大きい場所です。
そこに交通事故などで激しい衝撃が加わると、その負担はさらに増大します。
ここでは預椎の筋肉を緩める技術を使い、緊張した部分を集中して施術で緩和します。
施術は布団やベッドの上で行います。
畳やカーペットの上ではろっ骨を傷める危険があります。被術者はうつ伏せになり、両ひじを曲げて顔の近くに手を置きます。
ベッドの場合は、両腕を横に下ろしても結構です。
術者はうつ伏せになった被術者にまたがるか、左右どちらかに位置し、頭と首の境、頭髪の生えぎわを施術します。
親指をそろえて、頭のてっぺんに向けて押しましょう。
そろえた親指を首の真ん中から両端に向けて徐々にずらし、数カ所押します。
これを三回繰り返します。
次に術者は被害者の頭側に位置し、下の写真のように両親指で術者の首筋をはさみながら類推七番から一番あたりまで、徐々に移動します。
最初は首筋の幅を狭くして、それぞれ三回ずつ行います。